🗂️地域課題カルテ

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リンゴを中核として人・農地・技術を繋ぐ

【1】課題の本質

背景

山ノ内町は高品質な果樹産地として評価されている一方で、農業従事者の高齢化と担い手不足が急速に進行している。

特にリンゴの生産においては、剪定や栽培管理など高度な技術が必要であるが、それらについては暗黙知化されており、伝承が難しい。そのため、新規就農希望者がいても「誰から、どこで、どのように学ぶか」が分からず、定着に繋がりにくいという問題がある。

その結果として、リンゴ農家の担い手が不足しており、農業経営の改善・経営分析や人材確保、農業DX等の様々な角度から課題解決に取り組むことが急務となっている。

※なお、応募にあたって、リンゴ農家の担い手不足解消に繋がるものであれば、その解決方法は農業経営の改善・経営分析・人材確保・農業DX等いずれでも構わない。

📍所在地

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データ

農家数は、令和2(2020)年には843戸と減少傾向が続いており、特に販売農家数は、平成2(1990)年と比べて約半数に減少し、経営耕地面積も緩やかに減少傾向が続いている。


【2】市場のポテンシャル

長野県は全国的にもリンゴの名産地(生産量全国2位)として知られており、とりわけ山ノ内町は、高品質な果樹産地として評価されている。 ※過去に、大阪の青果市場において、山ノ内町のリンゴが5キロ(16玉)で20万円の値が付けられたことがある。

その背景としては、山ノ内町は長野県内でも北部に位置して比較的冷涼であり、志賀高原の清らかな水流に恵まれることから水資源が豊富。さらに降水量が少なく寒暖差が大きいといった条件が、高品質のリンゴを生産する条件に適しており、それらが山ノ内町のリンゴが他の産地から競争優位性を勝ち取る源泉となっている。


【3】提供可能な要素・アセット

リソース

町として、地域の農業コミュニティ(営農組織)への橋渡しが可能。それにより、農業コミュニティ(営農組織)を構成する農家へのヒアリングや意見交換の機会を提供。

また、リンゴづくりの名人が多く、高度な剪定技術、栽培管理を持つ熟練した農家による知見が蓄積している。

場所・機会

上記の農業コミュニティ(営農組織)との調整次第では、10月後半の葉摘み、10月後半~12月の収穫、収穫物の運搬・梱包、2月の剪定など、実際に現場を見たり体験できる環境を提供可能。

特に、農業DXやロボット開発の観点では、山ノ内町の農地は傾斜や凹凸があり、木の状態も一様ではないため、平坦地より難条件と言える。こうした農地を研究場所として使うことで、実戦的な開発・検証環境になり得る。


【4】出口戦略

長期的な見通し

今年度はまず「見て・体験してもらう」ことを重視し、町はもちろんのこと、地域の農家や企業等の主要なプレーヤーとの関係構築を想定。

今年度に検討したプロジェクトは来年4月以降にも継続的に進んでいくよう、その土台や道筋を固めていく。

横展開